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SNS用の動画を手軽に撮りたいとき、候補に挙がりやすいのがDJIのジンバルカメラ「Osmo Pocket 3」です。ただ、買う前に気になるのは、microSDカードが必要か、縦動画を撮れるか、バッテリーはどのくらい持つか、といった細かな仕様ではないでしょうか。
この記事では、DJI公式サイトの「Osmo Pocket 3 Specs」のページに載っている数値をもとに、SNS動画を撮る人が確かめておきたい仕様をまとめました。数値の読み方や使い方の考え方は、この記事の説明です。
※仕様や販売の状況は変わることがあります。購入の前に、DJI公式サイトで確かめてください。
Osmo Pocket 3の基本の仕様
大きさと重さ
DJI公式サイトによると、Osmo Pocket 3の大きさは139.7×42.2×33.5mm(長さ×幅×高さ)、重さは179gです。マイクは3つ内蔵されています。
画面
タッチ画面は2.0インチで、解像度は556×314、明るさは700nitsとされています。
カメラ
センサーは1インチCMOSで、レンズは35mm判換算で20mm、絞りはf/2.0、フォーカス範囲は0.2mから∞です。
| 項目 | DJI公式サイトの数値 |
|---|---|
| 大きさ | 139.7×42.2×33.5mm |
| 重さ | 179g |
| マイク | 3つ |
| 画面 | 2.0インチ、556×314、700nits |
| センサー | 1インチCMOS |
| レンズ | 換算20mm、f/2.0、0.2m〜∞ |
SNS動画で確かめたい5つの仕様
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1. 内蔵ストレージはない
DJI公式サイトでは、Osmo Pocket 3には内蔵ストレージがなく、microSDカードを入れて保存する、とされています。対応するmicroSDカードは最大1TBです。
公式サイトには推奨のmicroSDカードの型番も並んでいて、SanDisk Extreme Pro、Kingston Canvas Go!Plus、Kingston Canvas React Plus、Lexar Pro、Lexar SILVER PLUSなどが挙げられています。本体と一緒に、推奨のカードを用意しておきましょう。カードを選ぶときは、型番と容量が推奨の一覧と合っているかを見比べると安心です。
2. 縦動画を撮れる
公式サイトの「Normal Video」には、16:9のほかに、1:1と9:16の記録サイズが載っています。9:16では、3K(1728×3072)、2.7K(1512×2688)、1080p(1080×1920)で、どれも24/25/30/48/50/60fpsです。
ショート動画のような縦長の動画を、縦の記録サイズでそのまま撮れる、ということです。
3. スローモーションと低照度
スローモーションは、4K(3840×2160)と2.7Kで120fps、1080pで120fpsと240fpsです。低照度動画(Low-Light Video)は、4Kと1080pで24/25/30fpsとされています。
4. バッテリー
バッテリー容量は1300mAhです。動作時間は166分とされていますが、これは室温25℃、1080p/24fps(16:9)、Wi-Fiオフ、画面オフで測った参考値だと書かれています。
充電時間は、80%まで16分、100%まで32分です。こちらは、別売りのDJI 65W PD充電器を使い、実験室の環境で測った値とされています。
5. 動作温度
動作環境温度は0〜40℃、充電環境温度は5〜45℃です。冬の屋外や真夏の車内などでは、この範囲を意識しておきましょう。特に、充電できる温度は5℃からとされている点も覚えておきましょう。
| 項目 | DJI公式サイトの数値 |
|---|---|
| 保存 | 内蔵ストレージなし、microSD(最大1TB) |
| 縦動画(9:16) | 3K、2.7K、1080p(24〜60fps) |
| スローモーション | 4K・2.7Kは120fps、1080pは120/240fps |
| バッテリー | 1300mAh、動作時間166分(条件つきの参考値) |
| 充電時間 | 80%まで16分、100%まで32分(65W充電器・別売) |
| 動作温度 | 0〜40℃ |
撮影モードと記録形式
通常の動画
16:9では、4K(3840×2160)、2.7K(2688×1512)、1080p(1920×1080)で、24/25/30/48/50/60fpsが載っています。1:1では、3K(3072×3072)、2160p(2160×2160)、1080p(1080×1080)です。
| 縦横比 | 記録サイズ |
|---|---|
| 16:9 | 4K、2.7K、1080p |
| 1:1 | 3K、2160p、1080p |
| 9:16 | 3K、2.7K、1080p |
タイムラプス系のモード
ハイパーラプスは、4K/2.7K/1080pの25/30fpsで、速度はAuto、×2、×5、×10、×15、×30です。タイムラプスは、0.5秒から60秒までの間隔を選べます。モーションラプスでは、4つの位置を設定できる、とされています。
写真
写真は、シングルショットで約940万画素、カウントダウンはオフ/3/5/7秒です。パノラマは180°と3×3が載っています。最大画像サイズは、16:9で3840×2160、1:1で3072×3072です。
ズーム
デジタルズームは、写真(3840×2160)で2倍、動画では1080pで4倍、2.7Kで3倍、4Kで2倍とされています。スローモーションとタイムラプスでは使えない、と書かれています。
感度とシャッタースピード
ISO感度の範囲は、写真と通常の動画で50〜6400、低照度動画では50〜16000、スローモーションでは50〜6400とされています。電子シャッタースピードは、写真で1/8000〜1秒、動画では1/8000秒からフレームレートの限界までです。
暗い場所でも撮りたい場合は、低照度動画のモードが、ISO感度の上限が高く設定されているモードだと分かります。ただし、低照度動画は4Kと1080pの24/25/30fpsに限られているので、60fpsで撮りたい場面とは使い分けることになります。
記録形式
| 項目 | DJI公式サイトの数値 |
|---|---|
| 最大ビットレート | 130Mbps |
| ファイルシステム | exFAT |
| 写真の形式 | JPEG、JPEG+DNG |
| 動画の形式 | MP4(H.264/HEVC) |
| 音声 | 48kHz 16bit、AAC |
ジンバルと接続
ジンバルの可動範囲
公式サイトでは、操作できる範囲は、パンが-235°〜58°、チルトが-120°〜70°、ロールが-45°〜45°とされています。最大操作速度は180°/秒、角度ぶれの範囲は±0.005°です。
Wi-FiとBluetooth
Wi-Fiは802.11 a/b/g/n/acで、2.4GHz帯と5GHz帯に対応しています。BluetoothはBLE 5.2とBR/EDRです。
ソフトウェア更新の保証期限
公式サイトの「Others」には、ソフトウェア更新が保証される期限として「2026/12/31」と書かれています。これから買う場合は、この期限も知っておくとよいでしょう。
SNS動画に使うときの考え方
ここからは、公式サイトの数値をふまえた、この記事の提案です。
縦動画と横動画を分けて考える
9:16で撮れば、縦長のショート動画にそのまま使えます。横長の動画も同じ素材から作りたい場合は、16:9で撮るか、どちらを優先するかを撮影の前に決めておくと、編集で迷いません。
容量の目安
最大ビットレートは130Mbpsです。130Mbpsは1秒あたり約16.25MB(130÷8で計算)なので、この最大値で1分撮ると約975MB、つまり1GB近くになる計算です。実際のファイルの大きさは、記録サイズや設定によって変わりますが、長く撮る日は大きめのmicroSDカードを用意しておくと安心です。
バッテリーの使い方
動作時間166分は、Wi-Fiも画面もオフにした条件での参考値です。画面を見ながら撮る、4Kで撮るといった使い方では、条件が変わる点に注意しましょう。撮影の合間に充電できるよう、充電器とケーブルを持っていくと安心です。
買う前に確かめたいこと
公式サイトの数値をもとに、買う前に確かめておきたいことを並べてみます。
| 確かめること | 見るところ |
|---|---|
| 投稿先に合う縦横比で撮れるか | Normal Videoの9:16、1:1、16:9 |
| 必要なmicroSDカード | 対応容量(最大1TB)と推奨型番 |
| 撮影時間に足りるか | 動作時間166分とその測定条件 |
| 充電の段取り | 充電時間と、別売りの65W充電器 |
| 使う場所の気温 | 動作温度0〜40℃、充電温度5〜45℃ |
| 長く使えるか | ソフトウェア更新の保証期限 |
自分がよく撮る動画の長さ、縦横比、撮る場所を先に書き出しておくと、どの仕様が大事かが見えてきます。たとえば、旅行先で一日中撮るなら、バッテリーと容量が大事になりますし、部屋の中で短い縦動画を撮るなら、9:16の記録サイズと画面の見やすさが気になるところです。
スマホと使い分ける
SNS動画はスマホでも撮れます。Osmo Pocket 3を使うかどうかは、ジンバルで手ぶれを抑えたい場面や、1インチCMOSで撮りたい場面があるかで考えるとよいでしょう。どんな場面で使うかが決まっていれば、買ったあとに出番がなくなるのも防げます。
Osmo Pocket 3のよくある質問
microSDカードは必要?
内蔵ストレージがないので、microSDカードが必要です。最大1TBまで対応しています。
縦動画は撮れる?
9:16の記録サイズ(3K、2.7K、1080p)が用意されています。
充電はどのくらいで終わる?
別売りのDJI 65W PD充電器を使った実験室の環境で、80%まで16分、100%まで32分とされています。
重さは?
DJI公式サイトでは179gとされています。
写真はDNGで残せる?
写真の形式は、JPEGとJPEG+DNGとされています。
Osmo Pocket 3の仕様を確かめてから選ぼう
Osmo Pocket 3は、179gの本体に1インチCMOSセンサーと3つのマイクを備え、9:16の縦動画も撮れるジンバルカメラです。内蔵ストレージはないので、推奨のmicroSDカードも一緒に用意しましょう。バッテリーの数値は条件つきの参考値なので、撮り方に合わせて充電の段取りも考えておいてください。